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30代会社員の不妊治療記録ブログ

高FSHが原因で採卵延期になったはなし

地方在住、30代の会社員です。前回の記事では、採卵前検査の結果、AMHの値がとても低かったことを話しました。

今回は、FSHの値が高いことがわかり、採卵が延期になった話をしたいと思います。

 

わたしの通うクリニックでは、AMH(抗ミュラーホルモン)とFSH(卵胞刺激ホルモン)の値を見て、採卵前の卵巣刺激方法を決めています。

 

そのために採血を行ってAMHとFSHの値を検査したのですが、AMHの値は0.3以下、FSHの値は20以上でした。

どちらもかなり悪い値です。

 

FSHは、卵胞を発育・成熟させるホルモンで、通常は少しの量でよいものです。

ところが、卵巣機能が低下すると少しの量では卵胞が育たないため、たくさんの量で刺激するようになります。

 

これがFSHが高くなった状態で、すなわち卵巣機能が低下していることを示しています。

 

わたしはFSHが20以上と高く、さらにE2(エストラジオール)は低い値となっていました。

 

E2は卵胞が発育するにつれて上昇するのですが、FSHが高いのにE2が低いとなると、たくさん卵巣を刺激しているのに卵胞が発育していないことを意味します。

 

こうなると、注射の量を増やして強い刺激をしても反応しないとのこと。

そのため、FSHの値を下げる治療を行うことになりました。

 

治療といっても大層なことではなくて、ただプレマリン錠剤を飲むだけです。

プレマリンエストロゲンなので、摂取することでE2の値を高くすることができます。

 

E2が高くなると、卵胞が育っていると脳が認識してFSHが下がる、という理論を利用した治療法です。

 

FSHが下がれば排卵誘発剤の効果も出やすいそうなので、ひとまず決められた通りにプレマリンを飲んで様子を見ようと思います!

 

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ところで、まだこのブログをはじめたばかりの頃、不妊検査の記事を書きました。

 

littleteabreak.hatenablog.com

 

このとき、FSH(卵胞刺激ホルモン)の値が基準値より高く、卵巣機能の低下が指摘されました。

けれど、先生からは「ちゃんと排卵されていれば妊娠できる」と言われていました。

(転院前の、一般婦人科でのことです)

 

この時点で「おかしい」と認識していれば、もう少し早く体外受精をして、今頃妊娠していたかもしれません…。

 

今のクリニックに転院するときにはFSHの話はせず、夫の男性不妊の話しか伝えなかったので、ちょっと後悔しています…。

 

ひとまず過去のことを考えてもしょうがないので、今はプレマリン療法でFSHが下がっていることを願います!

 

…次回へつづく