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30代会社員の不妊治療記録ブログ

不妊治療開始から1年が経ったはなし

地方在住、30代の会社員です。気がつけば不妊治療開始から1年が経過していました。今回は、この1年間の振り返りについてお話ししようと思います。

 

わたしたち夫婦は結婚してから3年が経ち、付き合いはじめてからは6年が経ちました。

しかしながら、付き合い始めのころからお互いに遠慮していたり、仕事が忙しかったこともあり、意図せずプラトニック状態になってしまいました。

いわゆる、未完成婚というものです。

 

その原因は夫側にあって、本人いわく家族として安心できる存在になり、性的対象として見られなくなってしまったとのこと。

 

気持ちが不安定になり、布団に入っても眠れなかったり、暗闇でぼろぼろ泣いて夫を困らせてしまうことが1年くらいありましたが、マイホームを建てたことで気持ちが前向きになったのです。

 

もともと性行為以外の愛情表現はほんとにたくさんしてくれる夫なんです。

だから、自然妊娠は潔く諦めて先進医療に頼ろうと、急に思い立ったのです。

 

それが、2023年の3月。

一人で一般婦人科に向かい、不妊検査を開始しました。

わたしはこの頃からFSHが高いと言われるものの、排卵していれば大丈夫だからと問題視されませんでした。

2023年4月、夫の精液検査がすこぶる悪く、3回検査するもいずれも変化なし。

男性不妊の疑いを指摘され、2023年6月から不妊治療専門クリニックへ転院しました。


不妊治療専門クリニックでは、夫にたくさんの薬と漢方が処方され、1ヶ月も飲むと今までの結果が嘘のように正常値に入りました。

(それまで激務だったせいで不妊レベルの数値になっていたんじゃないかと思います)

 

未完成婚ということでタイミング法をすっとばして人工授精に2回挑戦するも、陰性。

より可能性の高い方へ早く進みたいと思い、2023年11月から体外受精にステップアップを決断しました。

 

ところが…

排卵誘発法決定のために行なった検査で超低AMH0.2であることが判明…。

実年齢+15歳以上の人と同じ程度であることがわかりました。

FSHも高いことから、早期卵巣不全(POF)の疑いがあると告げられました。

 

低AMHの人は普通の人とは異なり、卵巣の状態が毎周期異なるそうです。

生理が来ると、今周期こそは頑張るぞと思うのですが、D3の診察で卵胞が見えなかったり、遺残卵胞があったりするのです。

 

11月から体外受精にステップアップし、5周期が経ちましたが、そのうち採卵できたのは3周期目の1回だけです。

 

その一回の採卵で採れた卵子はたった1つで、受精したものの、多精子受精でした。

 

これが、この1年間の治療経過です。

はじめは不妊の原因の100%が夫だと思っていましたが、1年経った今はわたしが80%くらい占めていたのだと感じています。

 

不妊に悩んでいるのであれば、悩んでいないですぐに不妊治療へ踏み出してほしいと思います。

特に、自ら希望してでもAMH検査はしてほしいです。

 

1年前の自分と、同じように悩む方に向けて。

 

まだ子供は授かれていないけれど、いろんな原因が明らかになっていくけど、何もしていなかった頃よりは間違いなく近づいていると思うのです。

 

今年こそは、私たち夫婦のもとにやってきてくれるといいなと思います。