地方在住、30代の会社員です。採卵前検査の結果、残された卵子がわずかであることがわかりました。今回は、検査の結果と今後の治療についての話をしたいと思います。
採卵前検査は血液検査のみで、前の周期に採血をするだけでした。
その血液から、いろいろな値を見ていきます。
白血球数、赤血球数、ヘモグロビン、血小板等…
採卵は手術なので、手術に耐えられる健康体かどうか見るそうです。
こちらは問題なし。
梅毒やB型肝炎、C型肝炎ウイルスへの感染確認もしており、こちらも問題なし。
ところが…
AMH(抗ミュラー管ホルモン)の値が0.2でした。
AMHは、簡単に言うと卵巣内に残っている卵子の数を示す指標です。
AMH値が高ければ卵子数が多いことを意味します。
卵子は増えるものではありません。
赤ちゃんの頃にたくさん作られて、そこから減っていくだけです。
わたしは今、31歳です。
31歳のAMH平均値は3.85です。
それに対し、わたしのAMHは0.2。
AMHが0.2というのは、46歳以上の人の平均以下です。
最も悪い数値になります。
(下記URLより参照)
「アクセスAMH(IVD)」測定値の年齢別分布(中央値)|AMH検査に関する医療従事者向け情報サイト~amh-info.jp~
つまり、31歳ながら、46歳以上の人と同じくらいしか卵子が残っていないことになります。
すなわち、早期閉経の可能性があり、妊娠可能期間の終わりが迫っている、ということです。
また、AMHが少ないと、排卵誘発剤に対する反応が弱くなり、発育卵胞数が少なくなるそうです。
そのため、通常の排卵誘発法を使うことはできず、一回の採卵でたくさん卵子を取ることも難しいとのこと。
わたしくらいAMHが少ないと、一回の採卵で取れる卵子数は多くて2個〜3個なのだそう。
なので、何度も何度も採卵して、いい卵子を確保するしかないみたいです。
なんとなく、AMHが少ないような気はしていましたが、同い年の人の下限くらいだと思っていました。
まだ31歳だし、AMHが低くても40歳くらいの人よりは良いだろうと、勝手に思っていました。
夫は妻だけEDで、膣内射精障害で、未完成婚で、さらに早期閉経なんて。
わたし、何か悪いことしたかな、なんて思いました。
クリニックでは堪えましたが、帰り道、運転中に涙が出てきました。
夫は、ただただ、わたしの話を聞いてくれました。
子どもができなくてもいいよ、と。
動物を飼おうとか、養子縁組するのもいいねとか、二人で話しました。
ですが、まだわたしは31歳。
卵子の質自体は年齢相当だと言われています。
数はわずかだけれど、卵子はまだ若い。
排卵もしているし、生理も順調にきています。
わずかだけど、まだ卵子は残っています。
一度に採卵できる数は限られるけれど、その数個が胚盤胞まで辿りつければチャンスはあります。
一度にたくさん採卵できたからといって、その全てが受精できるわけではないし、全てが胚盤胞になるわけではないのです。
一個も受精できない人だっています。
そんなふうに看護師さんに、励まされました。
…ありがたいです。
予期せぬ事態のため予定していた計画は一旦白紙となり、今週期採卵できるかの見通しは立っていません。
いろいろと考えてしまいますが、今はネット検索は控えて、望みはクリニックに託そうと思います。
みなさん、早いうちにAMHの検査をしてください。
手遅れになる前に。
わが子のためなら、もっともっと頑張ろうと思います!