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30代会社員の不妊治療記録ブログ

はじめての人工授精!治療内容についてのおはなし

地方在住、30代の会社員です。

先日、ついにはじめての人工授精をしてきました!今回は、今周期に行った治療内容についてお話ししようと思います。

 

人工授精には、大きく分けて自然周期法と排卵誘発法がありますが、わたしの通院しているクリニックでは排卵誘発法が原則となっています。

 

排卵誘発法とは、排卵誘発剤を用いて卵胞を発育させ、排卵をうながす方法です。

 

排卵誘発法では、排卵時期の予測がしやすくなるため、排卵を見逃す可能性が低くなります。

また、排卵誘発剤を投与することにより成熟した卵子排卵させることが可能となるため、自然周期法よりも妊娠率が向上するといわれています。

 

妊娠率が向上するという可能性に賭け、今週期の治療がはじまりました。

 

まずは生理開始から3〜5日目にクリニックを受診。卵胞の大きさを確認します。

今回わたしの卵胞は14mm。一般的な人の8日目くらいの大きさになっているとのことでした。

前周期は12日目頃に排卵していたので、やはり人より排卵が早いみたいです。

 

今週期は病院の休診日を避けるために10日目に人工授精ができるよう、排卵誘発をすることに決まりました。

 

4日目、6日目には、ゴナールエフ皮下注射を使用しました。こちらはペン型の自己注射製剤で、FSHという卵胞刺激ホルモンを投与します。エストロゲン分泌が増えるため、子宮内膜が厚く作られるそうです。針が短く、ペン型になっているため、慣れると比較的簡単に注射できます。

 

8日目に、再度クリニックを受診しました。

この日は朝に採血をし、FSHやLH、P4の値を見て排卵日を推測します。また、卵胞の大きさを確認し、排卵されていないことを確認します。

 

無事に排卵されていないことが確認できたので、予定通り10日目に人工授精を行う準備をします。

8日目の夜、指定された時刻にオビドレル皮下注シリンジを投与しました。この注射を打ってから24〜36時間で排卵されるとのことです。

こちらは注射器のような見た目をしており、針も長いので痛くて怖かったです…!

 

そして、万が一人工授精の前に排卵しても気づけるように、排卵検査薬を使用して確認していきます。

検査薬は急に陽性になるからと、看護師さんからは朝晩2回のチェックを勧められました。

 

そして10日目、人工授精当日。

排卵検査薬は陰性のままでした。

この日は夫にも有休をとってもらい、二人でクリニックに行きました。

 

夫の精液は、人工授精をする1時間前にはクリニックに提出する必要があります。

クリニックへは車で1時間ちょっとかかることや、夫の準備に時間がかかりそうなことを踏まえ、余裕を持ってお昼頃の施術にしました。

 

…が、ここでトラブル発生です!

夫が容器を倒してしまったようで、中身が少しこぼれてしまったとのこと…!

 

ですが少しは残っているので、ひとまずクリニックへ持って行きました!

 

この日は35℃くらいありましたが、車は25℃に設定し、あたたかくならないように気をつけました。

ちなみに運転はわたしで、夫は頑張ってくれたので助手席に座ってもらいました!

 

クリニックに到着すると、まず受付に容器を渡します。提出した精液は洗浄・遠心処理され、ゴミや細菌、白血球などの不純物が取り除かれます。この処理には1時間ほどかかるため、一度クリニックを出て、時間になったら戻ってくる形になります。

 

そして1時間が経った頃、再度クリニックへ。

内診室へ案内されました。

まずは容器が夫のものであることをチェックします。そして、今日の精液検査の結果が渡されました。

 

量が少なくなってしまった不安がありましたが、大丈夫でした。

運動率も、前回は10%台でしたが、今回は40%台だったものが、遠心処理されて70%台にアップ!

先生からは、「いい旦那じゃん!」と褒められました!

 

夫の結果が書かれた紙を握りしめながら、まずは卵胞チェック。この時にはすでに排卵されていました。

排卵しちゃっていいの?と思い先生に聞きましたが、これでいいみたいです。

 

そんなことを考えているうちに、チューブが取り付けられ、施術は完了しました。

 

「子宮の中に白いのが見えるでしょ?これが旦那さんの精子ですよ」

 

たしかに白い小さいのがたくさん…!

自然妊娠では見ることのできない光景に、すごく感動しました…!

このまま5分間待つとのことで、内診台で足を上げたまま待機となりました。

 

時間が経ったら、あとは着替えて終了です。

痛みもなく、とてもあっという間でした。

最後に、おしりに黄体ホルモンの注射をされました。これは着床しやすくさせるための注射とのことです。

 

それから、抗生物質2日分と、ルトラールという黄体ホルモン剤12日分が処方されました。どちらも飲み薬で、食後に飲むものです。

 

今後のスケジュールとしては、ルトラールを飲み終えたら自宅で妊娠判定してください、とのこと。

妊娠検査薬が陽性になったらすぐにクリニックへ!

生理がきたら、また3〜5日目に診察、という流れになります。

 

特に安静にする必要はなく、普段通りの生活を送って良いみたいです。

ですが、もし妊娠していたらと思うと、必要以上に意識してしまいますね…!

 

ひとまず食べ物は妊娠中と同様に気をつけて過ごしていきたいと思います!

 

…次回へつづく