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30代会社員の不妊治療記録ブログ

卵管造影検査で失神しかけたはなし

地方在住、30代の会社員です。今回は、先日行った卵管造影検査で失神しかけた話をしたいと思います。

 

卵管造影検査は簡単にいうと、子宮の中に造影剤を注入して、卵管に詰まりがないか、子宮の形がおかしくないか確認する検査です。

子宮の中にカテーテルを挿入し、カテーテルに造影剤を注入して造影剤の流れをレントゲンで撮影します。

 

卵管が詰まっていると、その先に造影剤が流れていかないので激痛を伴う、ということはいろんなところで見聞きしていたので覚悟していたのですが、その前のカテーテルを挿入する時がものすごい激痛!

 

まったく想定していない段階で激痛を感じたため、涙を堪えずにはいられません…!

しかも、カテーテルは検査が終わるまで挿入したままなので、しばらく痛いままですごく辛かったです。

 

痛くて目をつぶっていたら、看護師さんが、「目を開いてわたしを見て、大きく呼吸するのよ」と言ってくれて、すがるように、言われた通りにしていました。

 

お産のときはもっともっと痛いんだよなと思いながら、必死に呼吸していました。

そうしてだんだん落ち着いてきたところで、造影剤が注入されていきました。

 

先生が、「余裕があればモニターを見てくださいね」というので、頑張って見ると、細い卵管を通った綺麗な子宮が映っていました。

詰まりもなく、形にも異常はないとのことでした。

 

なんだかとっても小さくて、卵管も細くてか弱くて、我ながらすごく可愛らしい子宮だなと思いました笑。

 

無事に検査も終わり、カテーテルが抜かれましたが、長い間痛みを感じていたため少し休んでから診察、ということになりました。

 

5分くらい経ったところで痛みもひいてきたので立ち上がると、少しふらっとしました。

看護師さんに、「大丈夫ですか!?」と聞かれましたが、「もう待合室で待っているだけだから大丈夫です!」と言って、ゆっくりゆっくり歩いて待合室に行きました。

 

ところが…

 

椅子に腰掛けてからしばらくすると、なんだか少しずつ気持ち悪くなってきたのです。

なんというか、吐いてしまいそうな感じ。

そしてさらに暑くなってきて、冷や汗が出てきたと思ったらもう、座っていられないくらい体がだるくなりました。

 

看護師さんを呼びに行きたくても、動けないくらいの苦しさ。

 

その場に倒れこむように横になりました。

それでも一向に苦しさはおさまらず、滝のような汗を流しながら目を閉じていました。

 

気がつくと「大丈夫ですか」という看護師さんの声がして、二人の看護師さんに両脇を抱えられて空いている個室へと運ばれました。

 

血圧を測って貰いましたが、問題ないとのこと。

看護師さんいわく、迷走神経反射ではないか、とのことでした。

 

迷走神経反射とは、緊張やストレスなどが原因で、血圧の低下や脈拍の減少などを起こし失神すること、だそうです。

 

今回はおそらく、激痛を感じたストレスと、前日あまり眠れず睡眠不足だったことが発症の原因だったのだろうと思います。

 

個室のベッドで20分ほど休ませてもらうと気分がよくなり、その後、診察を受けて帰宅しました。

 

帰宅後は、体内に残った造影剤の影響で、生理痛のような鈍痛が翌日までありました。

また、感染症予防のため、抗生物質を2日間飲みました。

 

これを飲み終えた頃には、体もすっかり元通り。それでも、しばらく内診台には座りたくないな〜という感じでした。

 

実はこの迷走神経反射が起きたのは初めてではなく、おそらく5回以上は経験していると思います。

今回は気持ち悪くなった段階で横になったため、失神せずに済んだと思っています。

 

卵管造影検査をしたあとは、大丈夫と思ってもしばらくその場で安静にして、完全回復してから動くことをおすすめしたいと思います!

 

…次回へつづく